マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染症とは
マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマに感染して起こる病気の総称です。
マイコプラズマは様々な場所に感染し、多様な症状をもたらします。
症状
2〜3週間の潜伏期間を経て、以下のような症状が主に現れ始めます。
  • 痰が絡む
  • 頭痛がする
  • 発熱
  • のどの痛み
  • 全身がだるい
多くの場合、症状が出てから5日〜1週間ほどで治癒に向かいます。

様々な場所に感染するマイコプラズマですが、特に「肺」が侵されることが多く、マイコプラズマ肺炎として独立して診断されることもあります。
マイコプラズマ肺炎の特徴は、発熱と咳です。感染初期の咳は乾いた感じの咳で、3〜4週間ほど続くことがあります。
他にも、発疹や蕁麻疹、目の充血、聴覚障害、関節痛などの症状が出ることもあります。

合併症としては、髄膜炎、ギランバレー症候群、膵炎、肝機能障害、貧血などがあります。
マイコプラズマ感染症の疑いがあれば、すぐに病院に行くようにしてください。
原因
原因はマイコプラズマです。
これに感染すると、風邪のような症状が出始めます。

<飛沫感染と接触感染>
マイコプラズマは飛沫感染と接触感染によって、感染が拡大していきます。
飛沫感染とは、感染した人の唾や唾液を体内に取り込んでしまうことで感染するパターンです。咳やくしゃみの中にも唾の細かいものが混ざっていますので、感染者の唾液を直接取り込まなくても、感染することがあります。

接触感染とは、感染者が使用していた物品を使用することで感染してしまうパターンです。
お箸、バスタオル、歯ブラシなどが多いです。こうした物は日頃から共有して使わないようにしてください。
治療方法
治療をしなくても、自然と治る場合があります。

しかし、症状がひどくならないようにするには、早めの治療が大切です。
マイコプラズマを撃退するには、主に抗生物質を使用します。また治療の間は、解熱・咳止め・点滴などの対症療法も併せて行います。

ただし、症状がひどい場合は入院措置をとることがありますのでご注意ください。

当院では、マイコプラズマに感染しているかどうかを素早く判断する迅速検査を行っております。この検査は痛みを伴わずに、約15分で結果がわかります。
気を付けること
咳と発熱が続く場合は、一度マイコプラズマ感染症を疑った方が良いかもしれません。迅速検査であれば、すぐに結果がわかります。最寄りの耳鼻咽喉科を受診してみてください。

生野区にお住まいの方は大阪メトロ千日前線北巽駅から徒歩3分の耳鼻科、橋本クリニックみみはなのどまで、お越しください。