扁桃炎

扁桃炎とは
  • 人ののどの入り口付近には4つ扁桃が存在し、体内に病原菌やウイルスが侵入しないよう、様々な働きを行っています。
    4つの扁桃の中でも喉の奥にある口蓋扁桃に細菌やウイルスが感染する事で、炎症が起きてしまっている状態を扁桃炎と呼びます。
    扁桃とはアーモンドの日本語名で、その名の通り、扁桃の形がアーモンドの実に似ていることから名づけられました。
症状
扁桃炎の主な症状は、
  • のどの痛み
  • 食欲低下
  • リンパの痛みや腫れ(首)
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 嚥下痛(ものを飲み込むときの痛み)
などで、のどの症状が多いです。
炎症が広がると(扁桃周囲炎、扁桃炎周囲腫瘍)、上記の症状が強まったり何度も扁桃炎を繰り返したり(慢性扁桃炎)します。
原因
扁桃炎の原因となるウイルスや菌は数多く存在します。
◆原因となる主なウイルス
  • ライノウイルス
  • 単純ヘルペスウイルス
  • EBウイルス
  • サイトメガロウイルス
  • コロナウイルス
  • アデノウイルス

◆原因となる主な細菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • 溶血性連鎖球菌(溶連菌)
  • 肺炎球菌
  • インフルエンザ菌
子どもの場合、学校や保育園・幼稚園などの集団生活を送る事が多く、感染する確率が高いです。
大人の場合、喫煙や飲酒で扁桃炎が発症・悪化することも報告されています。
治療方法
◆ウイルス性の場合
軽症であれば、対症療法が中心となります。発熱には解熱剤、のどの痛みには鎮痛剤や消炎剤を処方します。

◆細菌性の場合
抗菌薬を使用し、治療します。
特に溶血性連鎖球菌が原因の場合、ペニシリン系抗菌薬を使用し、リウマチ熱の発症を予防します。

◆扁桃炎を繰り返し起こす場合
扁桃の摘出手術をすることも検討されます。
しかし、扁桃を摘出しても上気道(鼻腔~咽頭)の炎症が起こらないという可能性は0にはなりません。
手術をする際は必ず、耳鼻科の専門医に相談の上、受けるようにしてください。

◆当院では
当院では、手術の際、専門医のいる病院へ紹介させていただいております。
当院所在の生野区の隣の区である天王寺区の大阪赤十字病院大阪警察病院、阿倍野区の大阪市立大学医学部附属病院に、状況に応じて紹介させていただきます。
気を付けること
風邪と同じく、手洗い・うがい・マスクの着用は徹底しましょう。
のどを乾燥させないことも重要です。こまめに水分補給をしましょう。
普段からストレスや過労に気をつけ、睡眠不足や偏った食事をしないことで免疫力を維持することでも予防に繋がります。