急性外耳炎

急性外耳炎とは
急性外耳炎とは、主に外耳道が炎症を起こす事によって起きる病気で、様々なウイルスや細菌が原因と考えられます。
水泳をした後に発症することが多いことから、スイマーズイヤーと呼ばれることがありますが、水泳をしたことが直接の原因ではありません。
単に外耳炎(外耳道炎)と呼ばれることもあります。
症状
主な急性外耳炎の症状は、耳の痛みやかゆみ、耳垂れ、耳詰まり感などがあります。
特に耳を引っ張ったり、口を動かしたりすると耳が痛くなる症状は、急性外耳炎の特徴的な症状です。
また、⼀部の患者様には発熱や耳の周りのリンパ節が腫れることがあります。
原因
原因となる細菌やウイルスはたくさんありますが、これらの病原体が外耳道に侵入し炎症をおこすことで急性外耳炎になります。
急性外耳炎の原因となるものの例として、緑膿菌や⻩⾊ブドウ球菌、カンジダ菌、ヘルペスウイルスなどがあります。

また、耳掃除のし過ぎで外耳道に傷がついていると、菌やウイルスが侵入しやすく急性外耳炎になりやすいです。
過度な耳掃除は控えるようにしてください。
治療方法
急性外耳道を治療する前に、外耳道に残っている耳垢や耳垂れを取り除きます。これらにも細菌などが感染していることがあるためです。
外耳道をきれいに掃除したら、次に外耳道の消毒を⾏います。

ご家庭では、点耳薬を使って治療していただきます。抗菌薬やステロイド薬の入った点耳薬で、外耳道内の細菌の繁殖を抑え、炎症を治していきます。
気を付けること
治療中の注意点としては、耳を触らない・耳かきをしないという点ですが、急性外耳炎にかからないためにも普段からこの2 つは控えるようにしましょう。

お子さまが耳を痛がったり、頻繁に耳を触ったりするようでしたら耳⿐咽喉科を受診してください。生野区近郊の患者様であれば、北巽駅から徒歩3 分の耳⿐科、橋本クリニックみみはなのどへご来院ください。